フルマッシングで造るヴァイツェンの美味しさは格別だけど、多忙にかまけ、　
ちょっと手抜きをしたくなった。ヴァイツェンのモルト缶は売られてないので　
造るなら「ヴァイツェン風」ということになる。ブラックロックかエドメか、　
となると、やっぱりなんとなくイギリス製のほうが美味しそうに感じてしまう。
で、エドメの「ウィート」を造ることに決定。ヴァイツェンと同じ小麦ビール　
である。いいんでないかい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

しかし、待てよ。どうせ造るなら、手抜きは手抜きでも、究極の手抜きビール　
を造りたい。それが自ビラーの真骨頂というものである。　　　　　　　　　　
アドバンストブルーイングの相澤さんに相談すると、「モルト缶で足りない分　
をパーシャルマッシングで（モルトエキスを）補えば美味しいビールになると　
思いますヨ。」と、クラクラするようなご提案。　　　　　　　　　　　　　　

よし、決まった。エドメウィート１缶と大麦＆小麦麦芽、イーストは銀河高原　
ビールから採取培養したヴァイツェン酵母、という目も眩むセレブなアレンジ。
手抜きどころか、凝りに凝った「そこまでやるか!?スペシャル」となってしま　
った。もちろん、出来上がったビールはウィートではなく、ヴァイツェンとい　
うことになる。う、美味しそう！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

で、出来上がりの結果、つまり味ですが、もちろんそれなりに美味しいですが　
オールグレインのヴァイツェンというわけにはいきませんでした。　　　　　　



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