NiftyServe 波紋会議室
「みちのく路 ご隠居迎撃OLM」
97年8月10日〜12日
宮城県樽水ダム 山形県前川ダム 山形県荒沼

  良いへら師と呼ばれたい−ゴミは持ち帰りましょう(^_-)


初日。宮城県名取市樽水ダム


AM4時、東北自動車道仙台南IC。濃紺のフォードテルスターワゴンが料金所を出てきた。
足立ナンバーだ。間違いない。CAXさん、つまり浦和の“ご隠居”だ。           
「遅いぞ、武蔵」                                  
とは言わなかったが(^_^;)                              
「CAXさん、初めまして!オラが俊作だっちゃ」                     
と挨拶した。続いてKIYOさん&マキ名人が初対面の挨拶を交わす。CAXさんは思いの外イイ男だ
った。オラより10歳くらい上で、45〜6らしい(^_^;)昨晩6時に東京を出て、仙台南IC
手前の菅生(すごう)PAには10時半頃着いたそうだ。で、オラの携帯に電話したそうなの
だが出なかったらしい。だってオラその頃寝てたモン(^^;;                


コンビニで買い物をして一路樽水ダムに向かう。今日はオラの所属会の例会で、そこにゲスト 参加してもらう事になっている。朝礼の後、はぐれ凧さん“一押し”のダム管理事務所下の堰 堤に座を構える。堰堤の一番右側で一足先にエサ打ちを始めた会友の松田さんが、5〜6投目 で早くも1枚目を絞る。そしてすぐに2枚目。                      「おおぉーこりゃぁー(゚゚;)、、、、今日はバグバグだぁー(^_^)」             と、みんな思ったはずだ・・・。                           
 
     CAXさん(ご隠居)     KIYOさん&マキ名人
そうだろう?みんなぁ(T^T)                              中略 午後2時近く。某所ファミリーレストラン。                       フルーツポンチに抹茶パフェに抹茶あんみつ。荒食いである。               結局カタを見たのは、CAXさんとマキ名人のみ。誰とは言わないが以下2名はボーズ(T^T)  
俊作 KIYOさん マキ名人 はぐれ凧さん CAXさん
とにかくやたら暑かった。仙台の今夏最高気温35度をマークしたらしい。こーゆー炎天下で 釣りをするなんてのは知識人のする事ではない。熱射病になる恐れがある。ましてメンバーに 女性がいる。勇将は引き際が肝心だ。大英断をもってして                 「今日は退却ぅー!!」                                明日は山形の前川ダムの予定。がんばろう。       
2日目。山形県上山市前川ダム

県境の笹谷トンネルを抜けると、眼下に広がるはずの山形市街は濃い霧に包まれていた。ご隠 居迎撃OLM2日目の朝は、夏のすがすがしさに満ち溢れていた。 今日は、山形県上山市にある山上湖「前川ダム」を攻める作戦だ。おっとその前に一仕事。前 川ダム近くの羽前中山駅で不良中年オヤヂを捕獲しなければならない。 駅前の駐車場に大宮ナンバーの濃紺のカペラワゴンが止まっていた。ルーフレールに無線のア ンテナ。そしてサイドウインドーに旧版“FFISH”のステッカー。車を覗き込むと見覚え のあるオッサンがあっぱ口を開けて寝ている。                      「起きろ起きろー!地震だぁー!!」                          って車を揺すると、寝癖のついた髪を押っ立てたオッサンが飛び起きてきた。        「やまさん、チミを逮捕する!」                            (^^;;                                         無事、家出不良中年オヤヂを捕獲し、国道から山道を走りダムサイトに着く。目の前にドーン !とダムが広がる。                                 

「これが前川ダムですか?いやぁー良い所ですねぇー!」                 と、ご隠居。                                     やまさんは手錠をはめられてシュンとダム湖を見ている。目指すポイントはダムサイトの対岸 通称“カーブミラー下”だ。風もなく湖面には対岸の山がクッキリ写っている。モジりもある。 それになんといっても涼しい。昨日の樽水ダムの、あのクソ暑さとは雲泥の差だ。とりあえず 『郷に入れば郷に従え』だ。18尺タナ1本オカメの段差釣りからスタートする。     

ものの5〜6分でオラの浮きが消し込んだ。ニヒヒ。その後オカメがさっぱりダメで両ダンゴ に変え絶好調!                  

関東の超メジャーな管理釣り場?寺山池で鍛えたやまさんが俄然好調。    「グルバラだっちゃ」「浅麩だっちゃ」と、うるさい(-_-;)

CAXさんも竿を14尺に変えて「おわぁー」とか「うわぁー」とか悲鳴を上げながら竿を絞られ ている。オラは18尺1本もない浅ダナをトロダンゴで送り気味に待っていると「ズン!」と いうアタリで良型ばかり。ウシシシ。 これが先月だったらなぁ・・・。7月のここでの例会、ボーズだったモンなぁ(;_;)     「各個散開して突撃ぃ〜!逝けぇ〜!釣りまくれー!」(((^^;;
左から、俊作、CAXさん、やまさん
大中略
夜は仙台の国分町で、KIYOさんにマキ名人、オラのかーちゃんも参加して“ご隠居&家出人” 歓迎OLD(^_^) もちろん、                             「いやぁ〜、釣れすぎちゃって腕が痛くてさぁ(^_^)」 と、話がチョー盛り上がったのは言うまでもない。 仙台の夜はぢつに満足だった。
マキ名人 ご隠居 家出人 かーちゃん KIYOさん

最終日。山形県山形市荒沼

今日はいよいよ最終日だ。KIYOさんにマキ名人も参加してオールメンバーズキャストだ。 最終攻略地は、山辺町の県立自然公園「県民の森」内にある荒沼。標高の高い山上湖だ。 KIYOさんの一押しで道路側のガレ場に入釣する。対岸の松林、公園側に5〜6名のへら師が見 える。堰堤側からCAXさん、KIYOさん、マキ名人、やまさん、オラの順に並ぶ。最初の1枚を釣 り上げたのは、もちろんオラ( ̄― ̄)しかし、“お手手やまくん”だった。あぁー(;_;) 正真正銘の1枚目は、マキ名人。んがぁー、やられた(T^T) い、イヤな予感がするゾ。案の定 (^^;;凄い霧が出てきた。一面ミルク色に包まれ浮きも良く見えないほどだ(゚゚;)

そんな霧ごときには動じない「ダムへら東北」のオラは、ビシバシ釣って霧が晴れて暑くなる と木陰にシートを敷いて“いとうする”モードに突入(^_^;) ぢつは、初日の樽水ダムでナマ爪をはがした足の親指が、夜になるとウヅいて(*^_^*)ほとんど 眠れなかったのダ。寝ている間に木陰が木陰でなくなり(;_;)3度場所移動を繰り返して気が付 いたらお昼(^_^;)しかしみんな凄い。あのガンガン照りのクソ暑さにめげるどころか、気合い 十分でエサ打ちを繰り返している。う〜ん、虎ぢゃ。

マキ名人なんか、一昨日海水浴に行ってコンタクトを落とし、片目が見えない状態で波間のム クトップを見つめている。女独眼流政宗か?!流石は仙台生まれの女性だ。KIYOさんの奥さん にしておくのはもったいない(^^;;仕事止めたら、波紋会議室にも遊びに来てネ m(_ _)m
(プロ)グラマーの女性へら師かぁ!チョーカッコいいっス。(*^_^*) ますますKIYOさんの奥さんにしておくのはもったいない(^^;;\バキッ!

そんなわけで寝てたから良くわからないけど(^^;;みんな2桁台は釣ったみたいです。陽が高く なり暑くなると、へらが浮いてエサ合わせが難しくなったようだけど、ご隠居&家出人とも十 分みちのく路のへら釣りを楽しんだ?苦しんだ?と思う(^^;;

15:00頃山形市内。 CAXさんは、想ひ出の山形を後に、次なる修羅場を求め、一路関東目指して山形自動車道の人と なりました。越谷の某家出人は、                            「オラぁ、秋田に寄ってから青森まで行ってくるっちゃ。」                と、国道13号線をひたすら秋田目指して北上して行きました。             

KIYOさん&マキ名人も、「ぢゃーね」と軽やかにツインカムエンジンの音を響かせて高速道路 に消えて行きました。                                 赤貧石を洗うオラは、高速代を節約するためひたすら「下」の道を東へ東へと向かひました。 みんなが去った山形は、またセミがジージー鳴く普通の山形に戻りました。五人五様の想いを 胸に、それぞれの明日に向かってまた今日が終わろうとしています。           
左から、やまさん CAXさん マキ名人 KIYOさん 俊作

皆さんお疲れさまでした。楽しい夏のひとときをありがとう。 来年の夏、「みちのくの蒼い空」の下でまたお会いましょう。 ンちゃ(^_^)/"                     


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