冬の風物詩といえばなんといっても氷上のワカサギの“穴釣り”だ
ワカサギ釣りのプロは道具にこだわる。つまり、“竿”である。　
“穴”に“竿”？(ﾟﾟ;)　がはははははＶ(^^)v　　　　　　　　　

ゼンマイの鋼を使ったり、思いを込めて切り出した竹を使ったり、
クジラのヒゲを使ったりと、各人各様に趣向をこらすのが楽しい。
オラの竿はクジラのヒゲを薄く削った自慢の竿である（￣ー￣）　

何本もハリの付いた仕掛けを湖深く投入し、ただひたすら誘ってワ
ワカサギを待つ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ドライフライのヤマメ釣りやへら鮒釣りのように、コンマウン秒の
瞬間的アワセが要求される研ぎ澄まされた自己陶酔の世界である。
もちろん、釣りの上手い下手は釣果によって厳然と証明され、それ
がまた釣り師をして益々ワカサギ地獄へと引きずり込まれて逝く原
因ともなる。桧原湖のワカサギ釣りとは、極寒の氷上蟻地獄だ。　

とは言うものの、極寒の真冬の氷上にテントを張って一晩過ごす。
これがまたなんともタマンナイ。　　　　　　　　　　　　　　　
吹雪の夜はつまんないが、よく晴れた空気さえ凍るような夜は格段
に楽しい。雪の上に寝転がって天空を見上げれば、満々天の星、星
星・・・・・・・。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「お金持ちにしてっ！(*^_^*)」　　　　　　　　　 　　　　　　
と言おうと待ちかまえているケド、気がついた時にはうっとり見と
れている流れ星(^_^;)                                        
雪国會津の冬にはそんなロマンがあるのだ。