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上面発酵（エール酵母）の理想発酵温度は、
20℃前後らしい。
會津盆地にクソ（失礼）暑い夏がきた。
真夏でも理想の発酵温度を得るため、近所の電
気屋さんからまだ使えるケド廃棄処分にする古
い冷蔵庫を譲り受け（互助の精神）、サーモス
タットで温度管理をする事にした。
あ、クソ寒い(T^T)雪国會津の冬は、ヒーター
を入れて温蔵庫にします。
左は、オムロンの電子サーモ“EL5”シリーズ。
多くの自ビラーが使っている定番機器である。
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松尾電器産業の電子サーモスタット“METD型”。
自ビラーが使っているのは見たことがないが、
一体型の完成品が魅力。メーカーに問い合わせ
こちらの意図通り使える事は確認した。
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どちらにするか悩んだが、自作の鉄則は“安さ
の追求”である。そこで、安さに勝るオムロン
の電子サーモを選び、なかんずく、温度指示針
を省いた質素なタイプとした。左図のセット。
市内の電材屋さんに取り寄せてもらい、ソケッ
ト共で税込み\6,211であった。ウシシシ。
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１００均で適当なプラ容器を購入。正面に外部
設定器を取り付ける穴をあけ、配線が済んだソ
ケットを合板に固定する。本体は、ソケットに
上から差し込んで完了。ハンダが必要なのは、
外部設定器の端子にリード線（左図赤黒線）を
接続する箇所のみ。他の配線は、ソケットに差
し込めばＯＫ。電子工作に無縁の人でも簡単に
できる。
但し、冷却用負荷（冷蔵庫）への出力側に火花
消去回路を挿入する必要があります。スパーク
キラーという１個約120円のコンデンサーみた
い(^_^;)な部品を取り付ければＯＫです。
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外部設定器の端子が見えます。
画像右上の、２本足の黒いコンデンサーみたい
なのがスパークキラー。
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完成です！
しかし、思惑通り動作しません(T^T)
配線をチェックし、テスターで電通等もチェッ
クし、配線図も穴があくほど見ましたが、動き
ません。
そこで、今回、電子温度調節器を作る際にメール
でアドバイスいただいた熊谷さんのＨＰを再訪し
て配線図を見たところ、メーカー側の配線とは
違う配線図が出ておりました。試しにそのよう
に配線したところ、無事動作いたしました(^_^)v
何故メーカー側の配線がＮＧなのか電気音痴の
私にはよくわかりませんが、一応、メーカー側
の配線図と動作した配線図を載せておきます。
但し、この配線図は安全を保証するものではあ
りませんので、全て自己責任にてお願いします。
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電器屋さんから救ってきたパナーソニックの３
ドア冷蔵庫の上に鎮座した電子温度調節器。
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で、実際の温度はどうなっているかというと・
・・・
まず、電子サーモスタットの外部設定器を20.5℃
くらいにセットします。
電子サーモの測温センサーは、発酵容器（梅酒
瓶）に貼り付けておきます。
なお、電子サーモの測温誤差は、±0.5℃。
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ホームセンターで買ってきたデジタル温度計の
センサーを発酵容器（梅酒瓶）に貼り付け、温
度計る。温度計の誤差は、±1.0℃。
「OUT」が外部センサー温度→発酵容器の温度
「IN」 が内部センサー温度→外気温
現在の発酵容器（ウォート）の温度「20.3℃」
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発酵容器（梅酒瓶）に貼り付けたシール式温度
計は、20℃〜22℃を示している。
この結果だけをみると、概ね設定器で設定した
温度になっていることが伺われる。
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このデジタル温度計には、測定中の最高温度と
最低温度を記憶できる機能がある。
左図は、発酵容器と外気温のそれぞれの最低温
度を示している。
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左図は、発酵容器と外気温のそれぞれの最高温
度を示している。
以上を元に推察すると、電子サーモスタットの
外部設定器で設定した温度を中心に、概ね±1.0
℃前後での温度差が生じているように思われる。
初級自ビラーの私が判断するのもナンですが、
ま、この結果は許容の範囲でしょうか(^_^;)
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以上、真夏でもラガービールを、真冬でもエー
ルビールが作れる、“廃”な定温庫作りのお話
でした。
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