2006年4月1日。先週の西吾妻スカイバレーに続き、今回は東山から布引山を目指
す事にした。4月に入ってもまだ雪は十分にあるが、シーズンとしては最終盤である。
天気の良い週末を狙い、楽しめるだけ楽しんでおかないと・・・。
会津若松市街の東端にある東山温泉から数キロ奥に行くと、道路は冬期間通行止めにな
る。そして、その先のとんでもない悪路をどんどん行くと道は二手に分かれ、左に行く
と会津布引山を経由して猪苗代湖に出る。右に行くと、安藤峠を経由して白河方面に出
る。夏は、オートバイの林道ツーリングコースにもなっている。
布引山は布引高原とも呼ばれ、広大な大根畑の向こうに磐梯山や猪苗代湖を一望するス
ノーモービルのパラダイスである。
去年の暮れ、12月の大雪で雪も十分積もっただろうと期待して“あんつぁま”と二人
で布引に向かった。しかし、逆に大雪が災いし、雪で倒れた倒木が道をふさぎ、通行不
能で挫折。
1月、ノコギリを持参して一人で再挑戦したが、更に積もった雪の吹き溜まりにモービ
ルが突っ込み、敢えなく玉砕(T^T)
そんなわけで、今シーズン最後の三度目の挑戦である。
のっけから“あんつぁま”がハマる(^_^;)
「お前のルート取りが悪い!なんでもっと素直なルートを取んねダ!(--メ) 」
と、位牌持ち怒り心頭に達する。
急斜面と川っぷちの間の少しでも平らなところをバランスをとって走行する。
雪解け水が道路に流れ出し、雪が無い!(@_@)
ガーラガーラガーラ・・・・・
雪がせり出した急斜面とガケっぷちのルート。しばらくこんな緊張するシーンが続く。
降り積もった雪がガケっぷちまで斜面をつくり、万事休す。
「なぢょすっぺぇ?(ーー;)」
徒歩でルートを偵察し、額を寄せて検討した結果、トラバースする事にした。
山側の斜面を一人がスコップで崩し、片方がワッセワッセと踏み付け、スキーが1本乗
る「道」を作る。
その「道」にスキーを乗せ、全体重を山側に掛けて川側にズリ落ちないよう慎重に進む。
が、ズレた(^_^;)
この後、オラが川側からふんばってモービルがズリ落ちないよう支え、“あんつぁま”
は山側体重移動でモービルを操作し、トラバース成功!
ぢつは、先行したオラのモービルもズレて落ちそうになった(^_^;)
“あんつぁま”のモービルは小型で軽いから、こういう時も楽である。
が、オラのモービルは大きくて重い。同じ事をやるにも数倍体力が必要となる。基本的
に、こういうシーンでモービルを操縦するのはオーナーで、補助するのは他の人(^_^;)
あんつぁま〜、いつもゼーゼー言わせてばっかで、悪いナシm(_ _)m
ちなみに、こっちは“しゃで(舎弟)”
こんなに山側に体重移動してるのに、山側のスキーが浮いているのがわかる。
どうしても重さが掛かる方のスキーが雪にめり込むので、矯正しようにも限界がある。
モービルなんて、意外とあっけなく横転する乗り物なんですヨ。
だから、ヘルメットなどの安全装備はちゃんと付けましょうネ( ̄ー ̄)
冬眠から醒めたクマに遭遇し、逃げ帰るあんつぁま。 < ウソ(^^;;
この先で倒木&吹き溜まりがルートを塞ぎ、「撤収!」となった。
うう、三度目の正直も玉砕か(T^T)
このまま引き返すのも無念なので、湊方面に抜ける道路を迂回してみることにする。
が、立木を巻き込んだ雪崩がルートを塞ぎ、布引攻略を断念(T^T)
「ラーメンでも喰って、さっさと帰っぺ。」
と、尻に帆掛けて撤収するあんつぁま。
こうして、今シーズンは一度も大根畑に到達することなく布引攻略の幕は閉じた。